シリーズ:先生に聞く
ほかの国の第一・第二外国語ってどうなってるの
インドネシア編:スヨト先生
インドネシアでは、1993年からカリキュラムに英語が入ってきました。
いまは、小学校1年生から英語の授業があります。
就職に関しても、英語は文化系のなかでは一番求められるスキルです。
塾に通って、仕事に早く就けるよう努力する学生は少なくありません。
英語ができる人はエリートと見られるので、みんな必死です。
カラオケも、英語の歌が歌えるカラオケに行ったりします。
かつて、インターナショナル・スクールという国立の学校が作られたことがありました。
数学も歴史もインドネシア語の授業も、すべて英語で行うのです。
小学校から高校まで2・3校ずつできました。
全寮制で優秀な子どもたちを教育します。
これは画期的な試みでしたが、6年で終わってしまいました。
全員にパソコンを持たせ、教科書、参考書も外国の本を使うというやり方は、
親にも政府にも負担が大き過ぎたようです。