後期(金・3)時間割表へ
    キャリア開発P
  
TOKUDA KOKI 
徳田 皇毅
1単位 
1〜4 
後期 
80003716

世界で流通するあらゆる英文ドキュメントは諸君が現在学習している一般英語が土台にはなっているものの、それらの知識に加え、数年にわたりさまざまな英文ライティングの実践的な技法を習得しなければ正しく書けるようにはならない。

本講座では、将来、英語を使う仕事に就くことを希望する学生を対象に、文部科学省後援 工業英検3級、2級合格を目指しながら、企業などで書くことになる産業英文ドキュメントを「良い英語」で書くことを最大の目標とする。さらに企業人にふさわしいレベルでのスピーキング、リーディング、ヒアリング能力の習得も目標とし、「社会に出てから必要になる英語力」、「外大生に企業が期待する英語力」を基本から応用まで幅広く総合的に学習する。

講義はもっとも効果的と言われている実践、演習形式で行われる。また、基本的に毎回、前半を日本語で、後半を英語で講義を行う(英語のみで講義する週もある)。日本語で授業を行うときは、英訳文が日本語の原文を正確に反映しているか、英語のときは英文のコロケーション(言葉同士の相性)が正しいかどうかに焦点を当て、日本語側、英語側の両方からみて理想的な文章の作成について考える。また、正しい文法でライティング、スピーキングが出来るよう、実践を通じ、文法力の強化も行う。

評価方法: 出席(教室での発言および内容、毎回行われる実践課題の出来と理解などを含む)50%
期末試験50%

参考文献: 徳田皇毅理工系学生が会社に入る前に読む英語の本日本工業英語協会2008

  タイトルこそ「理工系」となっているものの、企業でどういう英語が求められているのか、入社後にどういった英語と接することになるのか、また英語への接し方、考え方など文系、理系に関係なく技術大国日本で「仕事で英語を使う」とはどういうことかについて記しています。できるようであれば授業開始から1カ月以内に読み、今後の勉強の指針としてほしい。

注意事項: 講義で使用する教材、資料、内容などは前期、または昨年度以前の「キャリア開発O」とは全く異なります。
毎週必ず辞書(英和、和英の両方)を教室に持参すること

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション:「社会で求められる英語力の種類」、「良い英語とは?」、本講座で取り上げる産業英文ドキュメントの内容について
2. 内容のテーマ
一般産業ドキュメントの英訳1(環境1)
英語のテーマ
不定詞
3. 内容のテーマ
一般産業ドキュメントの英訳2(環境2)
英語のテーマ
接続詞
4. 内容のテーマ
一般産業ドキュメントの英訳3(バイオ環境1)
英語のテーマ
関係代名詞、関係副詞
5. 内容のテーマ
一般産業ドキュメントの英訳4(バイオ環境2)
英語のテーマ
助動詞
6. 内容のテーマ
マニュアルの英訳5(メーカー系)
英語のテーマ
仮定法
7. 内容のテーマ
マニュアルの英訳6(メーカー系)
英語のテーマ
時制の一致
8. 内容のテーマ
マニュアルの英訳7(IT系)
英語のテーマ
否定表現について
9. 内容のテーマ
ビジネス・ドキュメントの英訳8(英文契約書の書き方の基本)
英語のテーマ
句動詞の上手な使い方
10. 内容のテーマ
ビジネス・ドキュメントの英訳9(英文マーケティング、広告文書作成の基本)
英語のテーマ
強調構文、倒置構文
11. 内容のテーマ
ビジネス・ドキュメントの英訳10(英文プロポーザル)
英語のテーマ
無生物主語
12. 産業英文ドキュメントの長文読解(TOEIC、英検対策)
英語のテーマ
企業人にふさわしいスピーキングとディスカッション
13. 内容のテーマ
ビジネス・ドキュメントの英訳11(英文商品カタログ案内作成の基本)
英語のテーマ
産業英文ドキュメントで使用されるさまざまな構文1
14. 内容のテーマ
ビジネス・ドキュメントの英訳12(英文スピーチ、プレゼンテーション原稿作成の基本)
英語のテーマ
産業英文ドキュメントで使用されるさまざまな構文2
15. 期末テスト