後期(金・4)時間割表へ
    教育相談B
  学校におけるカウンセリングの実践
TAKEDA AKENORI 
武田 明典
2単位 
2〜4 
後期 
70002102

・不登校、いじめ、非行問題に教師が適切に対応していくためには、教育相談(学校カウンセリング)を学級活動や生徒指導に採り入れることが重要である。本講義では、基礎的なカウンセリング理論の習熟と、学校場面における具体的な応用について考えていく。
・本講義の構成は,1) 初期は,学校における教育相談の概論とカウンセリングの基礎技法を学び,2) 中期は,代表的カウンセリングの諸理論を習得し,3) 末期は,予防的なカウンセリング支援や生徒・保護者への関わりについて事例を織り交ぜ,実践方法を検討する。
・講義形式は、授業内容を概略したプリントを配布し、ビデオ・OHP教材も用いる。講義の合間には、フォーカシング等の個人ワークや討論等の小グループ・ワークを導入する。また、受講者が内省的に考えていく過程が大切であるので、期間中、適時3回、講義終了20分前に課題に対する「感想レポート」を作成する。

評価方法: ・出席、個人ワーク・グループワーク参加状況、感想レポート、期末論述試験の総合評価

テキスト名: 会沢信彦・安齊順子 編著『教師のたまごのための教育相談』北樹出版2010

参考文献: 吉本武史 編教師だからできる5分間カウンセリング学陽書房2000
会沢信彦 編著教師のための児童・生徒理解八千代出版1999

  ・テキストに沿って講義を行うので、必ず事前に購入し、該当章を予習しておくこと
・参考文献は購入しなくてかまわない
・配布資料は期末試験でも用いるので、バインディングしておくこと

注意事項: ・教職必修科目であり、出席を重視するので、登録する場合は初回から出席すること

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション:教育相談とは(配布プリント)
2. 教育相談の概要(テキスト1章)
3. 教育相談の背景:子どもの理解(テキスト2〜4章;配布プリント;ビデオ)
4. 子どもの悩み(テキスト6章;配布プリント) 
5. 発達障害の子どもの悩み(テキスト5章)
6. 教師が行う教育相談:連携と留意点(テキスト12・13章;配布資料B-1;配布プリント)
7. 基本理論・技法(テキスト7章・8章;配布資料B-2章;配布プリント)/ 短期療法(配布プリント)
8. 精神分析学(配布資料A-4章1節) / アドラー心理学(配布資料A-4章5節) 
9. 来談者中心療法(配布資料A-4章2節) / フォーカシング(配布資料A-4章9節)
10. 行動療法(配布資料A-4章3節) / 論理療法(配布資料A-4章6節)
11. グループ・カウンセリング(テキスト9章;配布資料A-4章4節;ビデオ)
12. 交流分析(配布資料A-4章7節)/  その他の療法(配布資料A-4章8節;配布プリント)
13. レター・カウンセリング(配布プリント) / ロール・レタリング(ビデオ) / 進路指導(配布プリント)
14. 不登校・非行問題の生徒・保護者への具体的カウンセリング支援方法(テキスト11章;配布プリント)/ 総括 / 質疑応答
15. 論述論述試験(自筆ノート、及び、全配布物持込可)