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    ブラジルの歴史
  
TAKAGI KO 
高木 耕
2単位 
2〜4 
前期 
56002200

ブラジルの歴史を学ぶ。本講義の特徴は、ブラジルの歴史を中心に据えて世界の歴史や日本の歴史を考えることにあり、高校までに習った歴史とはおそらく違った視点を身につけることができるものと考えられる。また、教材としてブラジルの高校で実際に使用されている歴史の教科書を用い、受講者全員で翻訳しながら読み進めていく。

評価方法: 期末試験の得点に、出席状況と授業参加姿勢を加味して採点する。

参考文献: シッコ・アレンカール、ルシア・カルビ、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ著、鈴木茂、東明彦、アンジェロ・イシ訳ブラジルの歴史明石書店2003年

  講義の中でプリントを配布するが、ポルトガル語と英語の文献が中心になるので、履修希望者は2言語の基礎的な知識を持っていることが望ましい。

注意事項: 本講義受講希望者は、「ブラジル研究入門」を履修しておくこと。なお、「ブラジル研究入門」未履修ながら本講義の受講を希望する学生は、必ず初回授業に出席して講師の許可を得ること。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 講義概要の説明〜ブラジルの歴史を学ぶ意義〜
2. ブラジルの歴史の全体像
3. ポルトガルによる新大陸発見と植民地支配
4. 金の発見と三角貿易
5. ポルトガル王室のブラジル移転
6. 独立から帝政へ
7. 共和制時代の幕開け
8. 奴隷制度の終焉と移民政策の展開
9. コーヒー産業の隆盛と工業化政策
10. ブラジリア遷都
11. 軍事独裁政権の樹立と崩壊
12. 再民主化の実現と経済危機
13. 期末試験
14. 総括
15. 予備日