宗教・新世界秩序・アイデンティティ
| YOSHIDA MITSUHIRO 吉田 光宏 |
2単位 |
| 1〜4 | |
| 後期 |
| 後期(木・2)時間割表へ |
| 民族・宗教問題研究B 宗教・新世界秩序・アイデンティティ |
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| 50501102 |
| 様々な社会における宗教、信仰、儀礼などの在り方は、各々の社会において多様なアイデンティティ構築に密接に関係している。検証する具体的なコンテクストは、「2001.9.11」のイスラーム系一部原理主義者達によるアメリカの「同時多発テロ」以降繰り広げられる「暴力」の意味を様々な角度から分析する。そこには、人間の感情のうねりが存在する。怒り、憎しみ、憎悪、仲間意識、現体制への不満と維持、誇り、自尊心など様々な思いが凝縮されている。それも、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教などそれぞれの信仰する人によってグローバル社会の在り方と歴史の見方が異なる。この講義では、「9.11」をめぐりこうした宗教や信仰や感情がどのよう関連しあっているかを検証する。その根底には多様なアイデンティティ形成が関係していることを読み解いていく。この多様な異文化／多文化の世界観や宗教の在り方におけるアイデンティティの構築のなされ方は、フーコー、デリダ、ジジェク、バトラーらの諸理論によって理解や説明ができる。こうした諸理論を学びながら、アイデンティティの多様な動態的様相を考察する |
| 評価方法： |
1.試験：論述式のもの 2.レポート 3.クラスへの参加 |
| テキスト名： |
関係書籍からの抜粋集「民族・宗教問題研究：コースパケット」。推薦図書は随時紹介していく。 |
| 授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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