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    アフリカ研究入門II
  
TSUDA MIWA 
津田 みわ
2単位 
1~4 
後期 
50405300

 この授業は、サハラ以南アフリカ諸国(以下、アフリカ)へのより深い理解を目標とし、中心国のひとつケニア共和国(以下、ケニア)に焦点をあて、政治史を手がかりに深く掘り下げた考察を進めます。「アフリカなのになぜケニア一国だけをとりあげるのだろうか?」「政治ってなじみがないけど…。政治で何が分かるのだろうか」――こうした疑問にも講義の中でじっくり答えていきます。
 主要なトピックは下記の通りですが、進行具合や話す回数は、授業ごとに書いていただくリアクション・ペーパーに応じて変動させます。
 授業では、パワーポイントや写真(素材があればビデオ映像も)を使い、よりよい理解を目指します。

評価方法: 授業への積極的な参加、とくにリアクション・ペーパーを重視します。これに筆記試験の結果を加え、総合的に評価します。なお、筆記試験の問題は早期に発表し、十分な準備の期間を設けます。

テキスト名: テキストは特に使用しません。参考文献については、授業中に提示します。

注意事項: 1.前期開講分の「アフリカ研究入門1」とあわせて履修することでより理解が深まります。前期・後期あわせての受講ををおすすめします。
2.とはいえ、後期から受講いただいても十分理解できるように組み立てます。とくに民主化、紛争に興味のある方には面白い内容だと思います。後期だけの履修も歓迎です。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション(講義概略の紹介、受講者の確定など)
2. イントロにかえて:ケニア/スラムってどんなところ?
3. アフリカ諸国の気候と植生
4. 植民地化された東アフリカ:植民地で生きるということ
5. ケニアの建国と国造り:独立してマシになったか
6. 民主化とはなにか
7. 現代ケニアにおける紛争:なぜ「民族」がターゲットになるか