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    アフリカ研究入門I
  
TSUDA MIWA 
津田 みわ
2単位 
1〜4 
前期 
50405200

 この授業は、アフリカをとりあげ、政治・社会・経済の様々な面から総合的な理解を深めることを目標にします。
 アフリカに生きる人びとについて、新聞・テレビなどのマス・メディアでは、残念ながらまだあまり深く知ることができないのが現状です。とくに、人びとの普段の暮らし、また紛争、貧困、一党独裁など様々な問題を理解するカギとなる、奴隷貿易や植民地化の歴史、独立に至る政治変動については、日常で接する機会が非常に少ないと思います。
 授業では、これらの点について、パワーポイントや写真を使いながら、より深い理解を目指します。可能な場合はビデオ素材も使用する予定です。核となるトピックは下記の通りですが、進行具合やトピックごとの話す回数は、授業ごとに書いていただくリアクション・ペーパーに応じて変動させていくつもりです。

評価方法: 授業への積極的な参加、とくに質疑応答やリアクション・ペーパーを重視します。これに筆記試験の結果を加え、総合的に評価します。なお、筆記試験の問題は早期に発表し、十分な準備の期間を設けます。

テキスト名: テキストは特に使用しません。参考文献については、授業中に提示します。

注意事項: 1.独立後の動き、特に1980年代以後の民主化、紛争については、後期「アフリカ研究入門2」で話します。興味のある方は前期・後期続けての履修をおすすめします。
2.別の年度で後期「アフリカ研究入門2」をすでに履修なさった方も歓迎です。奴隷貿易の展開、南アフリカ共和国の成立など、後期ではまったく触れられなかったトピックを前期では詳しく取り上げています。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション(講義概略の紹介、受講者の確定など)
2. アフリカ大陸の概要:気候・ことば・宗教
3. 奴隷貿易と現在:オバマとウィッテカー
4. 植民地化で何がおこったか
5. 「白人」「黒人」という言い方
6. アパルトヘイトとは何か:南アフリカ共和国