後期(火・3)時間割表へ
    環境科学IIC
  生態系を脅かす諸問題
IIJIMA AKIKO 
飯島 明子
2単位 
1〜4 
後期 
50404403

環境考古学的知見も踏まえて、自然環境の破壊により人間社会がどれほどのダメージを蒙るか理解し、我々を取り巻く環境(特に陸上と海洋)に現在起きている問題とその原因について学ぶ。東京湾のプランクトンを実際に顕微鏡を用いて観察する。
環境科学IAもしくはICを履修していることが望ましいが、必須ではない。途中で数度小テストを課し、自己採点により理解を深める(小テストは成績には含めない)。
講義時間外に行う「野外における生物観察」(長作市民の森、もしくは谷津干潟を予定している)は、土日・祝日に行う。日程等については初回講義で説明する予定であるが、天候などにより日程を変える場合がある。現地までの交通費は自費とする。
また講義時間内に天候が良ければ少なくとも1回、学内において生物の観察を行う。
今年度は生物多様性条約締約国会議が日本で開催されるので、そのサテライト・イベントについても講義中に紹介する予定である。

評価方法: 試験成績(80%)とレポート(東京湾のプランクトン観察に関するもの、20%)による。(後期では「野外における生物観察」についてのレポートは課さない)

テキスト名: 教科書は指定せず、適宜プリントを配布する。

注意事項: 東京湾のプランクトン観察については、出席し積極的に参加していなければレポートは受け付けない。
天候・潮汐・キャンパス内の植物の状態等により、東京湾のプランクトン観察とキャンパス内における生物観察の日程は適宜変更する。
学生の理解度に応じて講義の進め方を変更する場合がある。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 環境破壊が社会崩壊を招いた例 〜イースター島における環境考古学の知見から〜
2. 顕微鏡観察の練習 〜花粉を見る〜
3. 生物と環境の関係 〜森林が生育する環境とは?〜
4. 生物相互の関係 〜他生物との関わりの中でのみ生物は生きている 1.〜
5. 生物相互の関係 〜他生物との関わりの中でのみ生物は生きている 2.〜
6. 生物多様性とは何か
7. 陸上生態系を脅かす環境問題 1.
8. 陸上生態系を脅かす環境問題 2.
9. 陸上生態系を脅かす環境問題 3.
10. 海洋生態系を脅かす環境問題 1.
11. 海洋生態系を脅かす環境問題 2.
12. 海洋生態系を脅かす環境問題 3.
13. 東京湾のプランクトン観察
14. 講義時間内:秋〜冬のキャンパス内における生物観察
15. 講義時間外:野外における生物観察 〜秋の林、または秋から冬の渡り鳥〜