前期(月・2)時間割表へ
    環境科学IA
  海と陸の生態系
IIJIMA AKIKO 
飯島 明子
2単位 
1〜4 
前期 
50404301

人間社会は自然環境の中に包含され、自然環境による恩恵なくしては存続不可能である。この講義では、教室での講義と生物観察の両面から、自然環境と生物多様性について学ぶ。生物学IAもしくは IB(前期)、環境科学IIAもしくはIIC(後期)も合わせて履修することが望ましいが、必須ではない。
講義時間内に学内の植生調査を行う。講義時間外の「南房総小湊海岸の磯における生物観察」「雑木林における生物観察」は、土日・祝日に行う。日程等については初回講義で説明する予定であるが、天候などにより日程を変える場合がある。現地までの交通費と入場料は自費とする。雑木林は長作市民の森、もしくは白井の里山を予定している。
今年度は生物多様性条約締約国会議が日本で行われるので、そのサテライト・イベントについても講義中に紹介する予定である。

評価方法: 以下4つのレポートによる。1)講義内容に関するもの(テーマは最後の講義までに指定、30点)、2)小湊海岸の磯における生物観察に関するもの(20点)、3)雑木林における生物観察に関するもの(20点)、4)キャンパス内植生調査に関するもの(30点)。

テキスト名: 教科書は指定せず、適宜プリントを配布する。

注意事項: 講義時間外の生物観察、及びキャンパス内における植生調査では、出席し積極的に参加していなければレポートの提出は受け付けない。レポート提出期限は講義の中で告知する。
講義時間外の生物観察の日程は、初回講義〜2回目の講義までに決定する。
天候とキャンパス内の植物の状態等により、キャンパス内における植生調査の日程は適宜変更する。
なお、学生の理解度に応じて講義の進め方を変更する場合がある。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 前期講義の目的と計画の概説
2. 海洋の生態系 〜多様な一次生産者が支える多様な群集 1.〜
3. 海洋の生態系 〜多様な一次生産者が支える多様な群集 2.〜
4. 海洋の生態系 〜多様な一次生産者が支える多様な群集 3.〜
5. 講義時間外:南房総小湊海岸の磯における生物観察
6. キャンパス内における植生調査 1. 〜種組成を調べる〜
7. キャンパス内における植生調査 2. 〜密度を調べる〜
8. キャンパス内における植生調査 3. 〜まとめ〜
9. 陸上の炭素循環 1.
10. 陸上の炭素循環 2.
11. 陸上の窒素循環 1.
12. 陸上の窒素循環 2.
13. 陸上における遷移 〜溶岩台地が森になるまで 1.〜
14. 陸上における遷移 〜溶岩台地が森になるまで 2.〜
15. 講義時間外:雑木林における生物観察 〜初夏の雑木林を訪ねよう〜