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イスラム文化論IIA イスラム教と現代 |
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近年イスラム世界と非イスラム世界双方で「他者」に不寛容な「原理主義」的見方が強まっており、イスラム文化との共存というテーマは21世紀の世界における重要な課題となっている。このような前提に立ち、本授業では現代のイスラム教と中東イスラム社会が抱える問題点、欧米文化との関わりを考察する。まずはクルアーン(コーラン)の解釈を巡って発生したイスラム思想の三つの潮流について概説した後で、「他者」に不寛容でテロリズムを辞さないイスラム原理主義がどのようにして生まれ、どのような限界を抱えているのか考える。その後は、シーア派、女性差別、ヨーロッパのイスラム教徒移民といった少数派/弱者の視点から現代イスラム社会に潜む問題点を分析する。なお、中東で入手した物品や映像などを通じて、日頃はなじみの薄いイスラム文化に少しでも親しんでもらう予定である。 |
評価方法: | 出席、レポート、授業時の提出物によって総合的に評価。 |
参考文献: | M. リズン『イスラーム』岩波書店、2004年 |
その他の参考文献については授業中に適宜紹介。参考書類については購入の義務はない。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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