後期(木・3)時間割表へ
    コミュニケーション論IIC
  コミュニケーションを見つめ直す
MAEDA NAOKO 
前田 尚子
2単位 
1〜4 
後期 
50200203

 前期に学んだコミュニケーション学の視点に基づき、近、現代社会のコミュニケーションについてさらに考察し、理解を深めていきたい。
 後期では、とくにコミュニケーション過程における表象と言説の力に焦点をあてていく。言説は、私たちの思考や行為を規定する点で、コミュニケーション現象の考察には欠かすことのできないものである。言説を介して、私たちは日常どのような「現実」をつくり上げ、他者とどのような関係を築き、そして、どのようなアイデンティティを獲得しているのだろうか。このような問題意識のもと、授業では、私たちが日々目にし耳にする行為や出来事のなかに、言説の力を読み取っていく。
 クラスでのディスカッションや、自ら問いを立て調査するといった活動が中心となるため、出席者には積極的な参加が求められる。

評価方法: 授業への出席・ディスカッションなどクラス活動への参加・貢献度 30%、
課題(読書・レポートなど)40%、
発表 30%

テキスト名: 池田理知子編現代コミュニケーション学有斐閣2006
井上ひさし國語元年中公文庫2002

注意事項: 「コミュニケーション論I」を履修済みであること。
また、履修希望者は必ず第一回目の授業に出席すること。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
2. コミュニケーション学の視点
3. 「言説」とコミュニケーション
4. 「他者」の表象
5. 多文化主義とコミュニケーション
6. ジェンダーとコミュニケーション
7. テクノロジーとしての「母国語」
8. メディアとコミュ二ケーション
9. グループ発表
10. グループ発表
11. グループ発表
12. まとめ