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    日本語学IIB
  日本語文法
ITO TAKETO 
伊藤 健人
4単位 
1〜4 
集中 
50101202

言語教育で重要なのは「何をどう教えるか」ということである。日本語教育の場合の「どう」は「教授法・指導法」であり、「何」の部分は「日本語」であろう。しかし、一口に「日本語」といってもその範囲は広く、実際のクラス活動では教師の「さじ加減」によって学習者のレベルにあった「日本語」を取捨選択しなければならない。特に、初級のクラスで重要なのは、学習者にどこを見せてどこを隠すかが重要である。この授業ではそのような「さじ加減」がうまくできるように、日本語の文法の基礎について考えていく。

評価方法: 「小テスト」と「終了テスト」、及び、数回の「課題」により評価する。

テキスト名: ヒューマン・アカデミー日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド (CD-ROM付) 翔泳社2008

参考文献: 益岡隆志・田窪行則基礎日本語文法くろしお出版1992

  上記のテキストを用いて授業を行うので、毎回持参してください。
参考書は、授業で適宜紹介します。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
2. 文法とは何か?
3. 言語事実の観察→把握→一般化について
4. 日本語教育に適した文法とは?
5. 初級テキストに見る日本語文法
6. 初級文型を考える
7. 形態素と単語
8. 品詞(1)
9. 品詞(2)
10. コ・ソ・ア
11. 自動詞と他動詞
12. テンス・アスペクト
13. 前半のまとめと「小テスト」
14. 解説
15. 格(1)
16. 格(2)
17. ボイス(1)
18. ボイス(2)
19. モダリティ
20. 単文と複文
21. 連体修飾
22. 副詞節(1)
23. 副詞節(2)
24. 主題と取り立て(1)
25. 主題と取り立て(2)
26. 授受表現
27. まとめと「終了テスト」
28. 解説