後期(火・2)時間割表へ

	韓国経済論II	ABE MAKOTO　 安倍 誠 2単位　 2〜4　 後期

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現代韓国における経済・社会的問題（産業競争力，財閥，格差の拡大，労働形態の変化，受験戦争と若年失業等）について，歴史的経緯と実態，およびその要因・背景を論じる。授業全体を通じて韓国社会を観る眼と比較の視点を養うことを目標とする。韓国社会の理解を深めるのに役立つ映画，テレビ番組なども適宜紹介したい。

評価方法：

最終レポート70％，出席・授業の貢献等30％を基本とする。

参考文献：

服部民夫編『開発の経済社会学』文眞堂、2005年 奥田聡編『経済危機後の韓国−成熟期に向けての社会・経済的課題』アジア経済研究所、2007年 奥田聡・安倍誠編『韓国主要産業の競争力』アジア経済研究所、2008年

テキストは特に用いない。その他の参考文献・資料は授業の際に提示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

１． オリエンテーション（授業内容・方法の紹介，受講者の意向聴取など） ２． キャッチアップ型工業化（１）繊維産業 ３． キャッチアップ型工業化（２）電子産業，鉄鋼業等 ４． 日本の失われた10年と韓国IT革命（１）半導体 ５． 日本の失われた10年と韓国IT革命（２）携帯端末産業 ６． 財閥の成長と展開（１）財閥の成長と特質 ７． 財閥の成長と展開（２）経済危機への過程 ８． 成長過程の社会変容−人口移動と新中間層の形成 ９． 経済危機と所得格差の拡大 10． 労働のあり方（１）危機後の失業と「非正規労働」の増加 11． 労働のあり方（２）働き方の日韓比較 12． 教育と社会（１）教育・受験制度と進学熱 13． 教育熱と社会（２）進学熱の要因と若年失業 14． まとめ−韓国社会の遠心力と求心力

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