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スペイン語翻訳法I |
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この授業は、主としてさまざまな分野のスペイン語文献をいかに実用的かつ美的に(つまりきちんとした形で)日本語に訳していくべきかを、理論と実践の両面から探っていくことを目的としている。そのための手段として、個々の文学テクストがどのように訳してあるかを例示し、訳文のもつ問題点を指摘して、よりふさわしい訳文を見出すように努める。またやさしいスペイン語テクストを実際に翻訳して、実践的な翻訳能力を身につけることを目標とする。検討する対象テクストはスペイン文学の古典『ドン・キホーテ』からガルシア・ロルカに至るさまざまなジャンルである(詩、散文、小説、演劇)。日本文学がどのように翻訳されているかも詳細に検討するつもりである。なおオクタビオ・パスの翻訳論を中心にすえて理論的な面での講義も行う。 |
評価方法: | 筆記試験、小レポートおよび出席点による。 |
テキスト名: | 本田誠二『スペイン語翻訳法』私家版、2009年 |
参考文献: |
別宮貞徳『翻訳と批評』講談社学術文庫、1995年 別宮貞徳『翻訳読本』講談社現代新書、1979年 |
テキストは授業開始時に小冊子として配布する。翻訳について書かれた本は多くあるので、最初の授業時に主要な参考文献を紹介する。また今まで読んだ翻訳で気に入ったものがあれば、それを題材として具体的に翻訳について考えることができるので、前もってそうした翻訳を探しておくことが望ましい。 |
注意事項: | この授業は翻訳の実践面を重視するので、毎回与えられたテクストの翻訳の提出が求められる。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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