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スペイン語学概論I 児童文学を読む |
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本講義は、まだ初級文法を終えていない、あるいは終えたばかりの学生を対象に、児童文学の講読を通じて、教科書では扱われないような自然なスペイン語に親しみます。そして、様々な表現形式が談話において果たす機能を考察することで、スペイン語文法に対する理解を深め、実際の運用にもそれを活かすことを目的としています。 児童文学は、初級学習者にも比較的読みやすく、スペイン語独特の表現形式に触れるのには最高の教材であると言えます。プロの作家が練って書いた表現は日常会話の良き手本となり、物語を通じて異文化を理解することもできます。また、点過去と線過去、直説法と接続法などの違い、定冠詞や指示詞の機能といった、日本人にとってわかりにくい文法項目は、実際に使用される文脈の中で体感したほうのが理解が深くなるでしょう。 本講義では、児童文学の作品を、毎回10ページ位ずつ、半期で一冊読み切ります。基本文法を確認しながら読み進めるので、スペイン語クラスの補習としても役立つでしょう。 |
評価方法: |
1.出席と予習(60%) 2.期末レポート(40%) |
テキスト名: | Juan Farias『Los caminos de la Luna』ANAYA、1997年 |
参考文献: |
山田善郎『中級スペイン語文法』白水社、1995年 瓜谷良平『スペイン語の入門』白水社、2002年 江藤一郎『基本スペイン語文法』弘学社、2003年 |
注意事項: |
・必ず予習して授業に出席すること。 ・スペイン語学科以外の学生は、選択外国語「スペイン語 II 」を履修済みであることが望ましい。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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