神田外語大学2010年度シラバス

　　中国経済概論II
　　

Fan Li　范　力	2単位
	1～4
	後期

42302000

２００７年、中国は米国、日本に継ぐ世界第三位の経済大国となった。また、数年前から中国は日本の最大の貿易相手国にもなっている。より深く現代中国の経済を理解することが求められている。本講義は主に現代中国の重要な経済政策等へのアプローチを中心に、授業を進めていくものである。学生諸君にプレゼンの場等を提供することによって、中国経済の知識が身につくのはもちろんのこと、これから人生に役立つ多様な能力をも養っていくことを確実にするものである。
授業の重点は中国経済だが、中国の教育事情、政治制度、外交戦略、東洋医学、台湾問題、宗教信仰、文化思想等にも言及する。

評価方法：

出席（20%）、感想・質問(20%）、発表(15%）、グループディスカッション（15%）、小テスト（15%）、レポート（15%）などから総合的に評価する。

テキスト名：

毎週、教室でとりあげるテーマの関連文献を講義とともに配布する。

注意事項：

講義形態は私の講義がメインだが、グループディスカッション、ビデオ鑑賞、発表、CPU授業、小テストなども取り入れる。また、質問応答というコーナーをも設ける。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

１．	オリエンテーション
２．	文化大革命から改革開放へ（ビデオ鑑賞１）
３．	郷鎮企業の大発展（発表１：郷鎮企業）
４．	経済特区の設立（発表２：経済特区）
５．	国有企業と国有企業の改革（発表３：国有企業改革・小テスト１）
６．	中国の株式市場（発表４：中国の株式市場・ビデオ鑑賞２）
７．	中国経済の問題点およびその解決策（グループディスカッション１）
８．	幹部の腐敗（講義１）
９．	経済の高度成長と西部大開発（発表：西部大開発・小テスト２）
10．	WTO加盟と世界経済との一体化（発表：中国のWTO加盟）
11．	金融・経済危機と中国（パソコンによる授業１）
12．	中国の思考法と中国経済（講義３）
13．	中国経済の回顧と展望（シンポジウム１）
14．	この授業を振り返る（グループディスカッション２）
15．	まとめ：レポート提出