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    中国経済概論I
  
Fan Li 
范 力
2単位 
1〜4 
前期 
42301900

2007年、中国は米国、日本に継ぐ世界第三位の経済大国となった。また、数年前から中国は日本の最大の貿易相手国にもなっている。より深く現代中国の経済を理解することが求められている。本講義は主に現代中国の重要な経済政策等へのアプローチを中心に、授業を進めていくものである。学生諸君にプレゼンの場等を提供することによって、中国経済の知識が身につくのはもちろんのこと、これから人生に役立つ多様な能力をも養っていくことを確実にするものである。
授業の重点は中国経済だが、中国の時事、少数民族、国民の日常生活、日本との違いなどにも言及する。

評価方法: 出席(20%)、感想・質問(20%)、発表(15%)、グループディスカッション(15%)、小テスト(15%)、レポート(15%)などから総合的に評価する。

テキスト名: 毎週、教室で取り上げるテーマの関連文献を講義プリントとともに配布する。

注意事項: 講義形態は私の講義がメインだが、グループディスカッション、ビデオ鑑賞、発表、パソコンによる授業、ミニシンポジウムなども取り入れる。また、質問応答というコーナーをも設ける。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション
2. 教育と人間(講義1・大学生はどうあるべきか)
3. 日中関係について考える(グループディスカッション1)
4. 中国へのアプローチ(小テスト1)
5. 土地改革と中国の国体(発表1:建国頃の土地改革)
6. 初期の建設の構想(発表2:新民主主義経済)
7. ソ連の援助と農産物の統制(発表3:ソ連の援助)
8. 社会主義的統一市場の形成(発表4:少数民族)
9. 社会主義と中国とを考える(グループディスカッション2:中国が社会主義を選んだ理由・影響)
10. 人民公社化(発表5:人民公社)
11. 大躍進運動(発表6:大躍進運動・ビデオ鑑賞2)
12. 自力更生と三線建設(パソコンによる授業1:三線建設・小テスト2)
13. 革命と建設期の中国経済を振り返る(ミニシンポジウム1)
14. 中国に生きる(講義2)
15. まとめ:レポート提出