後期(水・3)時間割表へ
    中国史概論II
  
Fan Li 
范 力
2単位 
1〜4 
後期 
42301400

大国化しつつある中国に対して、われわれはどう付き合えばいいか。答えは多々あるが、中国史を理解することが一つのカギになると思われる。そこで、この時間は近現代中国の歴史を扱う。具体的言うと、1949年中華人民共和国建国から今日までの中国史を概観する。また、中国史を中心に授業を展開するが、事件に絡む欧米諸国や日本のことにも言及する。なお、この授業を通して、学生諸君が広い意味での力をつけることを確実にするものである。ちなみに、プレゼンやディスカッションを行うので、学生の積極的な姿勢を求めると同時に、留学生もともに授業を受けるため、交流を深めることができる。

評価方法: 出席(20%)、感想・質問(20%)、プレゼンテーション(15%)、グループディスカッション(10%)、討論(10%)、小テスト(10%)、レポート(10%)、シンポジウム(5%)などから総合的に評価する。

テキスト名: 毎週、教室で取り上げるテーマの関連文献を講義とともに配布する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション(講義1)
2. 中華人民共和国前史・中華人民共和国の成立(プレゼンテーション1)
3. 中国と朝鮮戦争(グループディスカッション1・朝鮮戦争の影響)
4. 反右派闘争(プレゼンテーション2)
5. 大躍進運動の失敗(パソコンによる授業・小テスト1)
6. 文化大革命の展開(討論1・文革は単に権力闘争か)
7. 中米関係正常化(プレゼンテーション3・ビデオ鑑賞1)
8. 改革・開放と天安門事件(パソコンによる授業2・小テスト2)
9. 香港・マカオ返還(グループディスカッション3・中国人・香港人・英国人から見た香港返還)
10. 台湾の経済発展と民主化(プレゼンテーション4・ビデオ鑑賞2)
11. 最近の日中関係(討論2・良いかどうかおよびその理由)
12. 北京オリンピックからみえてきたもの(ビデオ鑑賞3・プレゼンテーション5)
13. 中国に生きる(講義2)
14. 中国史の回顧と展望(ミニシンポジウム1)
15. まとめ・この授業を振り返る
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