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	カナダ研究入門I 　　カナダの歴史と多文化主義	YAZU NORIE　 矢頭　典枝 2単位　 1〜4　 後期

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本講義では、日本人には馴染みの薄いカナダという国の歴史、及び、現代カナダの一つの大きな特色である多文化主義を中心に論じる。まず、カナダの地理・人口について概観したうえで、カナダの歴史（ヨーロッパ人到来前の状況、フランス領時代、イギリス領時代、近代国家カナダの歩み）を見てゆく。多文化主義について論じる後半では、まず、多文化主義政策採択に至った社会的・政治的背景について解説し、移民の状況やカナダの主流派である英語系カナダ人の生活を紹介する。移民のなかでもわれわれ日本人を出自とする日系カナダ人、さらに、移民ではなくカナダでは特別な地位を与えられる先住民（北米インディアン、イヌイット）に焦点を当てる。カナダ製のVTRやDVD、ホーム・ビデオなどを多用する。

評価方法：

期末試験。持ち込み不可。

テキスト名：

飯野正子・綾部恒雄『カナダを知るための６０章』明石書店、２００３ 年

参考文献：

日本カナダ学会『新版・史料が語るカナダ』有斐閣、２００８年

テキスト購入のこと。

注意事項：

本年度は後期のみ開講。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

１． 講義の指針 ２． カナダについての基礎知識（地理と人口など） ３． 歴史 （１）16世紀まで（先住民とヨーロッパ人の接触） ４． （２）ヌーヴェル・フランス（ニューフランス）時代 ５． （３）イギリス領北アメリカ時代 ６． （４）カナダ自治領の展開 ７． 映画『赤毛のアン』にみる19世紀末プリンス・エドワード島の生活史 ８． （５）20世紀の歴史 ９． 多文化主義 （１）国是としての多文化主義政策導入の背景と現状 10． （２）平均的な英語系カナダ人の生活紹介 11． （３）先住民（インディアン、イヌイット） 12． （４）日系カナダ人

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