前期(木・4)時間割表へ
    英文学史IB
  
SEIMIYA MICHIKO 
清宮 倫子
2単位 
1〜4 
前期 
41301702

世界で最初にビジネスマンを生み出したイギリス人は文学を尊敬する国民性をもって知られています。彼らの実利性の背後には文学に対する愛があるのです。まずイギリス文学を時代にそって概説します。次に各時代を代表する作品のさわりの部分をオリジナルで読み味わいます。受講者各自が自分のイギリス文学観を持てればよいのです。受講者は用を足せばすむ知識・情報・意思・思想の伝達手段の言葉とちがう、芸術作品の素材となっている言葉に出会うことになるでしょう。ビデオなども活用しながら、みなさんの心のオアシスとなるような授業をめざしたいと思います。

評価方法: レポートと出席日数と宿題により総合的に評価します。

テキスト名: 川崎寿彦イギリス文学史成美堂1987

参考文献: John Mulgan & D.M.DavinAn Introduction to English Literature金星堂1993
中村邦生他たのしく読めるイギリス文学ミネルヴァ書房1994
郡山 直A New Anthology of English Literaturre北星堂書店1969

  作品のさわりの部分と単語の意味と解説その他は、冊子とします。ユニポストで買ってください。

注意事項: イギリス文学の起こりから17世紀の文学までが話題の中心となります。シェイクスピアの劇とミルトンの叙事詩が主な主題となるでしょう。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 序論文学芸術の素材、様式、思潮について 英文学の古典(ギリシア、ラテン、ヘブライ、イタリア・スペイン文学)イギリス文学の時代区分 ルネサンス・革命と文学の関係について
2. 第1章、古英語・中英語の文学(以下、2回につき1章をあてます。)
3. 第2章、ルネサンスの散文と詩
4. 第3章、演劇が起こる
5. 第4章、シェイクスピア
6. 第5章、清教徒革命まで
7. 第6章、王政復古期