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英語通訳法IIB |
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通訳力=英語力+日本語力+知識量である。当講座は通訳を行なうための基礎力の完成に焦点をあて、この3技能を伸ばすべく、各種トレーニングを行なう。 英語力に関してはシャドウイングなどの音声トレーニングのほか、短文単位のクイック・レスポンストレーニングで正確な構文での発話を目指し、通訳法Iよりも一段階進んだトレーニングを行なう。通訳法から引き続き短文単位のクイック・レスポンストレーニングを行なう一方、表現集作りを含むボキャブラリー強化も継続する。 日本語力に関しては、メモ取りを意識した日本語での要約トレーニング、および聞き手を意識した朗読などにも取り組む。授業内容は全て「メモ取り」の訓練も兼ねているため、随時、日→日の要約や簡易通訳などを課す。 知識量に関しては、通訳法Iに引き続きさまざまな分野のリサーチを課して強化する。また、ディスカッションも行ない、その一部を録画して通訳トレーニングに使うことも予定している。 通訳トレーニングは、上記3技能の総合力をチェックするという位置づけで、様々なものを教材に行なう。 目標は以下の通りである。 ・文章レベルの発音の完成 ・自分の伝えたいことを、基本的な表現を使って英語で伝えられるようになる ・日本語での理解力のさらなる向上と、聞き手を意識した発話力の向上 ・様々な分野の背景知識の拡充 注意事項: ・希望者がCALL教室の定員を超えた場合、選抜を実施する。第1回目の授業には必ず出席すること。出席できない場合は、事前に連絡すること。連絡がない場合、2回目の授業からの受講は原則認めない。 ・一ヶ月に1回程度、週末に課外授業を予定している。最低2回は参加すること。 ・合宿(土日)を1回予定している。必ず参加すること。 ・12月に開かれる学生通訳コンテストの観戦を予定している。出来る限り出席すること。 ・高い日本語力が必要となるため、留学生の場合は必ず第1回目の授業に出て教員と相談すること。 ・参加型の授業であるため、積極的に訳出に挑戦する意思のある人に履修を勧める。 ・当講座の履修者は、英語通訳法Iをすでに履修していること。 ・またB基準を満たしていることが望ましい。 ・通訳翻訳課程の学生の履修を優先する |
テキスト名: | 植山源一郎『日本的事象英文説明300選』ハローインターナショナル、2008年 |