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英語史 英語の歴史的変化を学ぶ |
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英語という言語が発音や文法、形態において、どの様な変化をたどってきたのかを概説する。 例えば、 (1) sheep は複数形でも sheep である理由は何か? (2) man/men、foot/feet、child/children 等の不規則な複数形はどうしてできたのか? (3) 現代英語の綴り字と発音の不一致の原因は何か? (4) bake、home、take などの語末の e が前の母音が長いことを示す一方、back, think などの語末の二重子音が前の母音が短いことを示すようになったのは何故か? 英語がたどってきたこのような歴史的変化を学ぶことは、現代英語についての知識に奥行きを与えるものと思われる。英語史の中で現代英語に直接・間接に関わる項目を中心に学んでいく。 教科書で古期英語や中期英語の特徴を勉強することに加えて、古期英語や中期英語の作品の中から、短かく親しみやすい内容のものを選んで、ゆっくり読んでいくことも予定している。古期英語・中期英語の作品を丁寧に読むことにより、一見したところ、英語ではなく他の外国語のように見えるかもしれない「古期英語」から、私たちが良く知っている「現代英語」の段階に到るまでの言語変化の過程に直接触れる楽しみを味わって欲しい。生きている人間が使う「言葉」はまるで生き物のように、ダイナミックに変化するものであることを英語の歴史を通して知って欲しい。 後期には各自が興味を持ったテーマについて一人25分以上のプリゼンテーションを行ってもらう予定である。(必ず3冊以上の参考文献を読んだ上で発表を行なうこと) なお、「英語学概論」と「英語音声学」を両方とも履修済みであることがこの科目の履修条件である。 |
評価方法: |
3回の筆記試験 一人25分以上の発表 (必ず3冊以上の参考文献を読んだ上で発表を行なうこと) 授業への貢献度 (授業中の発言等) |
テキスト名: | Charles Barber『英語発達史』英宝社 |
注意事項: |
「英語学概論」と「英語音声学」を両方とも履修済みであることが、この科目の履修条件である。(同時履修では認められない。両科目の履修を既に終えていなければならない。) また、初回の授業から毎回辞書を持ってくること。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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