後期 集中講義へ |
本を読む−34 |
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30005134 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 大塚英志『アトムの命題』角川文庫、2009年 |
本書は、手塚治虫の『鉄腕アトム』の分析から得た、「傷つかない心」と「成長できない身体」を持つ「キャラクター」の葛藤という「アトムの命題」によって、現代日本のサブカルチャーの起源と性質について論じたものです。 |
注意事項: | この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。なお、山下個人研究室は1232号室(1号館2階)で、オフィス・アワーである月5限、水5限の利用を予定。履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者に対しては、連絡方法等を個人研究室前のドアに掲示しておくので、その指示に従うこと。 |