後期 集中講義へ |
本を読む−30 |
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30005130 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 【授業計画】 |
評価方法: |
面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | セルバンテス『ドン・キホーテ』岩波書店、2000年 |
本書は世界で最も多くの人々に愛され、よく読まれてはいるものの、本当はどういう書なのかよくわからない、という古典作品である。ドン・キホーテのイメージも固定的に捉えられてはいるものの、その存在は融通無碍でとらえどころがない。作者が意図した本当の狙いは何だったのか、わかりやすく解説していきたい。岩波文庫で6巻本だが、すべてを読む必要はない。各巻700円〜800円程度。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 |