後期(火・4)時間割表へ
    法学IIA
  
MAKIMOTO KIMIAKI 
牧本 公明
2単位 
1〜4 
後期 
30001901

 本講義は、法学の基本的な知識を前提にして特に「判例」に着目して勉強をすすめていきたいと考えています。判例には、裁判所に持ち込まれた争いを法律を用いて解決した際に下された判断について、結論に行き着いた理由や考え方が書かれています。そのため、判例は法と社会の関係や法についての考え方を学ぶ絶好の教材でもあります。判例を通じて様々な法の基本原理を学びとっていきましょう。

評価方法: 原則として期末試験の結果を成績評価としますが、それとは別に出席又は授業中の小テストの結果等を総合的に考慮に入れながら評価を行います。

テキスト名: 松本恒雄・三枝令子・橋本正博・青木人志編日本法への招待〔第2版〕有斐閣2006

  テキストの他、小型の六法を持参するようにしてください。例えば『デイリー六法〔平成22年版〕』(三省堂)(1890円)等があります。

注意事項: 授業計画の進行予定はあくまで目安であり、授業の進行状況により変更の可能性があります。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
本講義を受講する際の注意事項について説明します。
2. 法の基本原理・原則
判例を学ぶ前に、改めて法学の基本的知識について確認しておきましょう。
3. 裁判と法の仕組み(判例の読み方・探し方)
判例をよむ上で必要な知識を押さえておきましょう。
4. 憲法判例をよむ(テキスト1・2章)
5. 行政法判例をよむ(テキスト3章)
6. 民法判例をよむ(テキスト4・5章)
7. 商法・会社法判例をよむ(テキスト7・8・9章)
8. 民事訴訟法判例をよむ(テキスト10章)
9. 刑法判例をよむ(テキスト12、13章)
10. 刑事訴訟法判例をよむ(テキスト14章)
11. 労働法判例をよむ(テキスト15章)
12. 知的財産法判例をよむ(テキスト17章)
13. 国際法判例をよむ(テキスト18章)
14. 予備日
15. 期末試験