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    美術史学IB
  フランス印象派美術
AIKAWA-FAURE NORIKO 
愛川-フォール 紀子
2単位 
1~4 
前期 
30001202

1850年以降、フランスでは産業革命の発展と共にブルジョワ階級が台頭し、社会の現実を表現する『モデルニズム』の文学や芸術が発展した。また一方イギリスのターナーやコンスタブルの影響下に、自然の光を屋外で在るがまま捉える風景画を描く運動が始まった。この両方の動きを統合して発展させたのが「印象派」である。この授業では、マネやモネの印象派の誕生を考察し、この運動を発展させたルノワール、ドガ、セザンヌや ゴッホ、ゴーギャン、スーラーの作品を分析鑑賞する。
美術展見学(ボストン美術館展)は必須。

評価方法: 出席状況、美術展見学参加、クラス討論参加、期末レポート

テキスト名: 高階秀璽西洋美術史ハンドブック  新書館1998年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 19世紀後半のフランスの歴史的社会的背景
2. フランス印象派美術を促進したイギリスの風景画:ターナー、コンスタブル
3. マネとモネ
4. ルノワールとセザンヌ
5. ゴーギャンと総合主義運動
6. ゴッホとドガ
7. 点描主義:スーラーとシニヤック
8. トゥールーズ・ロートレック
9. ウイーンの分離派:クリムトとココシカ
10. ナビ派(ボナール、ヴイヤール)とアールヌーボー
11. ボストン美術館展見学準備
12. ボストン美術館展見学
13. ボストン美術館展見学
14. 美術館見学に関する発表討論