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宗教学IB 文化としての宗教 |
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宗教という言葉を聞くと、「怖い」「危ない」「自分とは関係ない」などと思う学生が多いのではないだろうか?しかし、地球に暮らすほとんどの人が何らかの宗教をもっており、その半分以上がユダヤ教、キリスト教、イスラーム教といった一神教を信じている。無宗教と気楽に言える人は実は少数派なのであり、たとえ宗教を持っていないとしても、これからの国際社会で活躍しようとするならば、否が応でも神を信じる人々とつきあっていかざるをえない。宗教は文化の重要な構成要素となっていることも多く、異文化理解のためには宗教への理解が欠かせない。また、宗教に免疫のない人の方が危険な宗教にはまりやすいという実態もある。現代社会で健やかに生きていくためにも、宗教への理解は必要なのだ。 以上のような前提に立ち、本授業ではまず、宗教とはいかなるものを指すのか、それを理解するための手段である宗教学とはどんなものであるのかを解説する。その後で、宗教学の視点と手法を用いて、日本の宗教伝統、国家神道と天皇制、新新宗教と現代の宗教問題(オウム真理教や江原啓之)について考察する予定である。 |
評価方法: | リアクション・ペーパーとレポート |
参考文献: | 石田慶和・薗田坦編『宗教学を学ぶ人のために』世界思想社、1989年 |
その他の参考文献については授業時に紹介。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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