後期(月・5)時間割表へ
    哲学IIC
  現代思想アンソロジー
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1~4 
後期 
30000503

 哲学は古典古代に生まれたが、西洋の歴史に沿って様々に変容してきている。この20世紀に至って、それは更に多様化し、百花繚乱の様を呈していると言って良いであろう。流行のように現れては消えてゆく思想もある一方で、根強く生き続ける思想もある。このような展開の中で、注目に値する現代思想を、一話完結型で講義してゆきたい。
 当面考えている思想は、(1)近代末期の思想として、ヘーゲル・ショーペンハウアー、ニーチェ、ベルクソンという、近代哲学の最後から生の哲学へと進む経路、次に(2)現代思想に多大の影響を与えた言語学者ソシュールの言語思想、(3)精神分析の思想とその言語思想、(4)普遍主義に対抗する文化相対主義、(5)身体論などである。

評価方法: 試験を中心に評価する

テキスト名: 参考文献は授業内で適宜紹介する

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
2. 哲学史概説
3. ヘーゲル主義
4. ニーチェ
5. ベルクソン
6. ソシュール
7. フロイト
8. ユング
9. ラカン
10. レヴィ=ストロース
11. フーコー
12. ハイデガー
13. メルロ=ポンティ
14. まとめ