スペイン語とポルトガル語はラテン語を祖語に持つ姉妹語の関係にあり、文法や語彙がよく似ています。1年間しっかりと勉強すれば日常会話は習得できます。ブラジルに行けば、何かとスペイン語にも触れる機会を持つことでしょう。Mercosur(南米南部共同市場)の公用語である両言語をマスターすれば将来役に立ちます。
本講義では、スペイン語の「読み」「書き」「聴き」「話す」基礎能力を習得することを目指します。日本人講師が文法指導を担当し、ネイティブ講師が会話演習を行います。動詞の現在形を中心に学習します。
1年間だけ勉強して終わらせてしまうのはもったいない話だと思います。もっと実力をつけたいと思ったら、選択科目「スペイン語 II 」、「スペイン語 III 」へと進んでください。また、日常会話だけではなくアカデミックなスペイン語をマスターしたいという人はスペイン語学科指定の研究プログラム科目や研究演習を受講することができます。4年間しっかりと学べば専攻外国語と同じ位の語学力を身につけることも夢ではありません。
スペイン語検定の取得は学習目標になり就職にも有利です。1年後期に6級を受験し、2年次に5級、3年次で4級、あるいはDELE(外国語としてのスペイン語検定)初級の取得を目指してください。
スペイン語はスペイン・中南米などの広い地域で話され、英語・中国語に次ぎおよそ3億5千万という話者人口を有し、国連の公用語でもある実用的な言語です。また、セルバンテスやガルシア・マルケスなど、世界的作家を輩出しています。しっかりと勉強すれば、将来の仕事や旅行などで大いに役立ち、豊かな文化的世界が広がっていくでしょう。
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