はじめて国際ビジネスを志す履修者のためのクラスである。 17世紀初頭のオランダ東インド会社設立を源流に、世界の企業活動はながく人々の生活水準をけん引してきた。その歴史的貢献との両輪として、こんにちでは企業による社会的責任の全うのしかたに一層の注目と期待が集まっている。むしろそれは、企業活動が果たしてきた雇用・納税・技術革新といった役割を、他のシステムがとって代わることはいまだ遠く及ばないことを示している。また、いまやグローバル化という号令も不要なほど、各企業のビジネスは国境を越えて相互に支え合っている。企業で用いられている英語・日本語はどのようなものか。誰が用いており、どう修得すればよいか。ビジネスの潮流とあわせて理解する科目である。 〔特色1〕 シンプルな文面と口述の組み合わせでビジネスが進展していくことを、演習を通して学ぶ。 〔特色2〕 現役および実績豊富な国際ビジネスパーソンを複数お招きし、相互コミュニケーションをはかることで、ケース学習とあわせて企業英語の世界を立体的・有機的に理解する。 半期での到達目標は、「なんとか通じる」である。履修者がマインドセット・スキル・ナレッジの基本3要素を習得し国際ビジネスパーソンとしての玄関口に立つことだ。加えて、本人の努力次第であるが、企業人が頻繁に用いる英日語句300および最新の時事英日単語100語を自然と身につけることができる。 講義および教材には英日両語を併用するが、比率は履修生・ゲスト講義内容・学習目的などを勘案して都度最適化する。
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