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英日対照言語学(語彙・意味) |
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日本語と英語の語彙と意味に関する諸問題を、概念意味論と生成語彙論を中心に考察する。人が語彙を習得するとはどういうことなのか。意味が分かるとは、どういうことなのか。語の意味が内的構造性を持つことは言語研究においては一般的な理解となっているが、その内的構造とはどのような特徴を持つものなのだろうか。また、文の意味は語の意味を集めれば分かると言えるのか。これまでの研究で、文に含まれる語の意味の合成だけからは文の意味が決定できない現象が数多く報告されている。そのような意味の「隙間」を埋める人間の概念的、認知的能力はどのようなものであるのか。このような問いに答えようとするのが概念意味論や生成語彙論である。このコースでは、語や文の意味構造に関する具体的な現象を考察して、問題のありかを理解しつつ、これらの理論を学んでいく。なお、他の語彙意味論などにも言及し、幅広い語彙意味論のアプローチについても読んでもらうつもりでいる。 |
テキスト名: |
Ray, Jackendoff, The Architecture of the Language Faculty, MIT Press, 1997 James Pustejovsky, The Generative Lexicon, MIT Press, 1995 小野尚之『生成語彙意味論』くろしお出版、2005年 |