前期(木・1)時間割表へ
    英語科教育法ID
  The English Teacher Training Course ID
ONODA SAKAE 
小野田 榮
2単位 
3 
前期 
70002304

 高等学校の英語教師を志す人のために、実践的な英語指導技術の習得を目指す。教育現場で求められるプロの英語教師を養成するため、特にthe Oral Methodを中心とした英語を使って教える指導技術とその背後にある考えを学ぶ。講義に加え、ディスカッションやワークショップを多く取り入れ、自ら授業を体験してもらうことで指導のポイントを体得してもらう。授業では、中学校での指導法も扱うが、高等学校の授業展開に重点を置き、高校教師による授業実演を取り入れる予定である。前期は、Oral Introductionを中心に指導する。
 真摯な姿勢と向上心を持ち、英語で指導をすることの大切さを理解し、そしてきちんと準備して休むことなく授業に臨める学生であること、また、本学B基準の英語力を持つことが履修の条件である。また、英語で執筆するレポートが多いので、履修者は正しい英文を書くように日々文法の勉強をしてほしい。
 4月のはじめに履修者15名を決定する事前登録を行うので、履修希望者はその際に上記の英語力を証明する書類を持参すること。3月の終わりに行われる学内TOEICの得点を利用する者は、履修登録の締め切り日までに証明書を小野田まで持参し指示を受けること。


評価方法: 出席、授業中の姿勢、模擬授業、レポート、単語テスト、文法力テスト

テキスト名: Norma Shapiro他, The Oxford Picture Dictionary (English & Japanese), Oxford University Press, 1998
文部省高等学校学習指導要領解説開隆堂2000
安藤昭一他Mainstream 増進堂2007

  その他、プリント集をUnipostで購入のこと。

注意事項: レポート等、提出物の締め切りはきちんと守ること。締め切り後は一切受け付けない。また、欠席が2回以上の者(就職活動等による欠席も同様)は、単位の修得はできないので注意すること。病欠の場合は、医者の診断書を提出すること。さらに、教師の指導方法に従って、自分の指導技術を磨くこと。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 英語指導法検討(教師による実演と討論)
2. 日本の英語教育の抱える問題点、高校現場の状況
3. 理想的な英語教師、言語習得理論、単語テスト#1
4. 教師によるOral Introductionの実演と指導法検討
5. 授業の流れと4年生あるいは教師による授業実演、指導案の書き方の指導 単語テスト#2
6. The Oral Methodによるモデル授業ビデオ視聴と生徒の発話を促すテクニックの検討#1
7. 学生によるOral Introductionの実演(5人)
8. 〃                                         単語テスト#3
9.
10. 授業の流れの確認、単語テスト#4
11. The Oral Methodによるモデル授業ビデオ視聴と生徒の発話を促すテクニックの検討#2
12. テキストの説明の方法、文法説明の方法
13. 指導案の書き方の指導、文部科学省学習指導要領の分析
14. 学生個別指導、文法力テスト