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    研究演習-73
  EU(欧州連合)・ヨーロッパ研究
TOKADO KAZUEI 
戸門 一衛
4単位 
3〜4 
通年 
60500173

 ゼミにおいては、受身ではなく学生自身による主体的な取組と参画が必要不可欠である。具体的には教師の解説、学生によるプレゼンテーション、卒論(3年生はゼミ論)作成の三位一体から構成される。EUが直面する課題(15カ国から27カ国への加盟国の拡大、経済通貨統合の深化、共通外交安全保障政策、内務司法協力、EU憲法など)、移民問題、労働問題などを分析し、さらに加盟各国の実情を調べ、発表する。
「人類史上の壮大な実験」といわれる欧州の統合を総合的かつ政治学・経済学・社会学を中心とする学際的な視点から考察する。
ゼミ生の希望も取り入れて、共通文献を読み込み、プレゼンテーションを通じて意見交換・討議を行う。
 第1回目の授業でゼミの内容、ねらい、心構えなどについて説明する。第2回目以降は、ゼミ生の希望も取り入れて、共に勉強するプログラムを具体化する。基本的には共通文献(日本語、時に英語)を読み込んでいき、ゼミ生によるプレゼンテーション、全員によるディスカッションを行う。
 2010年度は戸門ゼミ(研究演習)が1年間休講になるため、2009年度の3年次生は引き続き2010年度も戸門ゼミ履修というわけにはいかない。2010年度は卒論指導もできない。ゼミは2009年度の1年間限りか、2010年度には他のゼミで勉強するという(知的関心・勉学内容によって他のゼミへの移籍は戸門自身が働きかけなどでお手伝いはするが)限定条件があることを予め断っておきたい。
 

評価方法: ゼミへの取組(三位一体)を総合的に判断して評価する。特に試験はない。しかし、毎回ゼミに出席することは当たり前であって、無断欠席は許されない。非常に厳しい条件なので、本気で受講する気がなければ履修は勧めない。4年次生は卒業論文執筆者をゼミ生の条件とする。

テキスト名: ゼミが始まってから具体的に指示するが、欧州委員会のホームページeuropa.eu.int、駐日欧州委員会代表部jpn.cec.eu.intなどに常にアクセスして最新情報を収集することが肝要である。最新資料の多くは英語文献であるので、英語の読解力が必要である。

注意事項: ゼミは少人数制でなければ所期の効果をあげることができない。人数制限を行わなければならない場合は、第1回目の授業でその基準を説明する。希望者は第1回目の授業に必ず出席すること。何らかの事由で出席できない場合は、事前に戸門研究室(1315)に相談に来ること。4年生は卒論執筆者を優先する。
すでに「ヨーロッパ政治経済論I, II」を履修済か、同時履修することが必要不可欠である。