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 この演習(通称、「ゼミ」)は、国際関係論を基礎に、国際関係一般に関連するテーマについて研究するゼミである。「国際関係研究プログラム」、「国際協力研究プログラム」、あるいは、アメリカ、中国、韓国、東南アジアなど、各地域研究プログラムでとくに国際関係に関心のある学生にお勧めである。とくにアメリカや東アジアについて関心のある人、国連英検など、国際関係に関連する英語力を磨いていきたい人も歓迎する。

 【3年生の場合】
 前期は、共通の基礎文献を精読し、発表と討論を行い、夏休み明けに課題レポートを提出する。ここで基礎体力を身につけてもらう。後期は、皆さんと相談の上、グループ・プロジェクトに取り組む(予定)。夏休み前に、共通テーマを決めて、夏休みならびに後期にかけて、リサーチを行い、後期末に公開プレゼンテーションを行う(パワーポイント等を利用)。学期末にゼミ・プロジェクト報告集などを作成する。以上のような課題を通じて、国際問題について理解し、考え、語り、コミュニケートする技術を身につけていく。

 【4年生の場合】 
 卒業論文の執筆に取り組む。初回の授業ないしは4月中に、卒論プロポーザル(A4用紙1枚)の提出を求める。「卒論プロポーザル」には、授業名、課題名、学籍番号・氏名を明記の上、1)論文テーマ、2)論文の目的(何をどのように明らかにするのか)、3)論文の構成(仮)、4)参考文献(基礎文献を探すことが大事)を明記する。プロポーザルが認められた場合、本ゼミにて、各自のテーマについて発表し、論文を完成していく。
 論文指導は適宜行う(論文指導は原則として、3年生とは別に、同日5限に行うこととする。その他、適宜相談に応じる)。本演習を初めて履修する4年生で、卒業論文執筆を希望する場合は相談に応じる。基本的には、3年次に他の研究演習を履修済みであることが条件となる。3年次に研究演習を履修できなかった場合、相談の上、ゼミの履修を決めることとなる。
 なお、卒業論文を書くためには、この「研究演習」ならびに「卒業論文」の両方に履修登録する必要があるので、注意してほしい。詳細については、『時間割』の関連ページを必ず確認して下さい。

 【3年生、4年生】
 教員の許可を得てから、本演習(ならびに卒論)の履修登録を行ってください。人数が多い場合は履修制限を行うので、このゼミを希望する場合、必ず初回の授業に出席してください。

評価方法: 平常点(出席、討論等)、口頭発表、ゼミ課題・論文を総合的に評価する。

テキスト名: 国際社会が見えてくる神田外語大学出版局2009

参考文献: 佐藤望ほかアカデミック・スキルズー大学生のための知的技法入門慶應義塾大学出版会(¥1000)2006
専修大学出版企画委員会知のツールボックス-新入生援助集(フレッシュマンおたすけ集)専修大学出版局(¥600)2006
小笠原喜康大学生のためのレポート・論文術講談社現代新書(\680)
小笠原喜康大学生のためのレポート・論文術ーインターネット完全活用編講談社現代新書(\720)

  3年生の前期の共通文献(テキスト)は授業にて発表する(履修者と相談の上、決定する)。テキスト文献は必要に応じて各自購入すること。上記「参考文献」はレポートならびに卒業論文の執筆のためのガイドなので、適宜、入手すること。初回授業にてテキストならびに参考文献について説明する。

注意事項: ・「国際関係論」を履修済みであることを求める(同時履修も可)。そのほかに「国際関係史」、東アジアに関心のある人は、「東アジア政治経済論」を履修済みであることが望ましい(同時履修も可)。