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研究演習-55 人種・エスニシティ、階級、ジェンダーから見るアメリカの歴史、社会、文化 |
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この授業では、人種・エスニシティ、階級、ジェンダーといった概念を学び、これらの概念を用いて映画を分析すると、アメリカ(米国)の歴史、社会、文化をどのように読み解くことができるのか考えていきたい。履修者は、自分の研究テーマを設定する際には、必ずしも上記の分析概念や映画分析にとらわれる必要はない。テーマによっては日本や他国との比較の視座を取り入れることも重要となってくるであろう。したがって、履修者はアメリカを必ず取りあげなければならないというわけではない。こちら側が提供する基礎資料や文献は、アメリカや日本と関連したものが中心となる。 授業は、次の(1)と(2)と(3)を組み合わせる形で進めていく。 (1)人種・エスニシティやジェンダーに関する、また映画分析に関する基礎資料・文献を読む 今年度のテーマは主として「人種」を予定している。 (英文・邦文共に相当量を読む。解説、分担作業、ディスカッション) (2)映画分析(映画数本を取り上げ、グループごとに分析、発表、ディスカッション) (3)学生自身による研究テーマの発表とディスカッション。ゼミ論文・卒業論文の中間発表。 (定期的に文章を書く課題が出る) この授業の履修者には、3年生から履修を開始し、2年間をかけて最終的に卒業論文を完成させることが期待される。標準的なスケジュールは以下である。 (1)3年生の後期に、卒業論文の構想を立てつつ、その一部をゼミ論文として書く。 (2)4年生の前期から後期にかけて、ゼミ論文を発展させつつ、最終的に卒業論文を完成させる。 ・ゼミ論文、卒業論文を書くことを通じて、論理的思考、文章の書き方、資料収集など、社会に出てからも必要とされる技術を身につけることも、この授業における重要な目標である。 |
評価方法: |
出席、授業参加状況、毎回の課題、ゼミ論文または卒業論文による総合評価 (詳細は第1回目に説明) |
参考文献: | Harry M. Benshoff and Sean Griffin, America on Film: Representing Race, Class, Gender, and Sexuality at the Movies, Blackwell Publishing, 2004 |
他の参考文献については、第1回目の授業で説明する |
注意事項: |
・「米国研究入門」、「米国史概論」、「米国社会論」など米国関連科目を履修済みの者、あるいは同時履修者が望ましい。 ・前年度からの継続履修者がいるため、4年生からの新規履修は基本的に認めない(ただし、3年次に半年間・一年間留学していたなど、特別な理由がある場合は、個別に面談を行う) ・3年生の新規履修は13名程度。履修希望者多数の場合は、人数制限をする。 ・4年生の新規履修の可否は、第1回目の授業日(金曜)以前に、事前の個別面談により決定するので、希望者はメール等で予約をとること。 ・3年生の履修希望者は、第1回目の授業日(金曜)の3限終了時までに以下の3点をA4版1-2枚程度にまとめ、黒崎研究室(4301)のドアにある茶封筒に入れておく。人数制限が必要となる場合には、参考資料の一部とする。そして、必ず第1回目の授業に出席する。 (1)学籍番号、学年、氏名、学科、専攻研究プログラム(3年生) (2)研究してみたいテーマとゼミ履修にあたっての抱負(ゼミ活動全体への取り組みについて) (3)履修済み米国関連科目(何年度、前期、後期など)。または、同時履修予定の米国関連科目 |