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研究演習-53 昭和30年代日本の虚像と実像 |
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ここのところ、「Always 3丁目の夕日」のヒットに象徴されるように、昭和30年代(1950年代後半から1960年前半)が注目されている。この時代は、年率10パーセント以上の経済成長を記録した高度成長期の前半にあたる。昭和33(1958)年には東京タワーが完成、昭和39(1964)年には新幹線が開業し、東京オリンピックが開催された。日本の姿はみるみる変わっていった。洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの家電が普及し、日常生活も大きく変化していった。貧しさから解放され、人々は豊かで便利な生活を送れるようになった。皆が明るい未来を信じ、頑張っていた。また、その後失われてしまうことになる人と人とのつながりも生きていた。「あの頃はよかった」というのが、最近のイメージだろう。しかし、それは本当なのか。昭和30年代の日本を題材にして、歴史の虚像と実像を考える。資料やテキストを読み進め、議論をする。各自は最終的に、自分でテーマを設定し、レポートをまとめる。 |
評価方法: | 発表、授業態度、レポートに基づき判断する。 |
テキスト名: |
鴨下信一『誰も「戦後」を覚えていない[昭和30年代篇]』文藝春秋、2008年 武田晴人『高度成長』岩波書店、2008年 |
テキストは、履修人数を確認してから、まとめて注文する。 |
注意事項: | 自分なりの問題関心を持ち、主体的に授業に取り組むこと。履修者の合計が30人を大きく超えた場合、人数制限を行うことがある。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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