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    研究演習-52
  集団心理療法・事例研究
TAKEDA AKENORI 
武田 明典
4単位 
3〜4 
通年 
60500152

・昨年度の本演習は、主として、欧米における諸心理療法についての外書講読、及び、和文での事例研究の発表を行った。今年度は、その中から特に、集団心理療法中心に取り上げる。この集団心理学の諸理論を理解することにより、実生活や職場で活用させ、対人関係のコミュニケーションを円滑に行えることをねらいとする。
・主な演習内容は、集団心理療法の理論、サイコドラマやロールプレイングの演習、リフレクティブ・プラクティスの実践、そして、事例研究である。前期のうち数回は、教員が監督役で数回、サイコドラマの演習を行うが、それ以外は、学生主体で活動的なサイコドラマを進行させる。この演習と交互に、各授業の前半では、教科書、用意された配布物などをもとに、2人一組(一人でも可)の小グループ発表を行い、後半はそれについて、順次、学生によるファシリテーターが先導して討論を進めていく。
・「ゼミ論」は、1)卒業研究希望者は、それについての研究計画書の作成,2)それ以外の学生は、自分が担当した心理療法の概要のまとめと考察 ―― である。


評価方法: グループワーク、討論参加、発表、出席、ゼミ論

テキスト名: 特定のテキストは使用しない。授業中の配布物をバインディングしておく。

注意事項: ・15名程度の小規模クラスを想定し、初回の授業で人数制限を行うこともあり得る。
・卒業論文を執筆することを目標としている学生の参加を奨励する。
・昨年の演習のテーマは、「心理療法・事例研究」で、今回とは隔年実施の予定。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション
2. リフレクティブ・プラクティスについて(講義);グループ編成と担当テーマ選定
3. 集団心理療法について:発表1
4. リフレクティブ・プラクティス(演習)
5. リフレクティブ・プラクティス(演習);卒論執筆について(講義) 
6. カウンセリング一般の基本技法:発表2
7. リフレクティブ・プラクティス(演習)
8. リフレクティブ・プラクティス(演習)
9. リフレクティブ・プラクティス(演習)
10. リフレクティブ・プラクティス(演習)
11. リフレクティブ・プラクティス(演習)
12. サイコドラマについて:発表3
13. サイコドラマ(演習);ロールプレイング(演習)
14. サイコドラマの適応例:発表4
15. 卒論希望者構想発表会
16. サイコドラマ(演習)
17. サイコドラマ(演習)
18. モレノ(Moreno, J. L.)について:発表5
19. サイコドラマ(演習)
20. 事例研究1:発表6
21. サイコドラマ(演習)
22. 事例研究2:発表7
23. 卒論・ゼミ論中間発表会
24. 事例研究3:発表8
25. 集団における“関係性”について:発表9
26. 事例研究4:発表10
27. 事例研究5:発表11
28. 事例研究6:発表12
29. 総括(議論)
30. 卒論・ゼミ論成果報告会