後期(金・3)時間割表へ
    ブラジル研究入門
  
TAKAGI KO 
高木 耕
2単位 
1〜4 
後期 
56002100

2008年は「日本ブラジル交流年」であった。それは、日本人のブラジル移住100周年を記念したものである。日本とブラジルの両国は、これまでの100年の二国間関係を振り返り総括するとともに、新たな100年の関係を構築するためのスタート地点にいる。ブラジルには150万人の日系人がおり、日本には30万人を超えるブラジル人が住んでいる。このようなヒトの往来と滞留があるにもかかわらず、日本人が持つブラジルのイメージは一貫して「サンバ」、「サッカー」、「コーヒー」、「アマゾン」である。この講義では、あえてこの4つのステレオタイプにあわせてブラジルを深く掘り下げることで、ブラジルの奥深さと多様性を理解する一助としたい。

評価方法: 出席(20%)、レポートの作成とプレゼンテーション(30%)、期末テスト(50%)

参考文献: アンジェロ・イシブラジルを知るための55章明石書店2001
富野幹雄・住田育法ブラジル学を学ぶ人のために世界思想社2002

注意事項: 国際言語文化学科ブラジル・ポルトガル語専攻の学生は、本講義を1年次に履修することが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 講義の進め方、参考図書の紹介
2. ポルトガル語圏とブラジル
3. サンバ」にみる歴史と文化
4. 「サッカー」にみる社会と国民性
5. 「コーヒー」にみる移民と経済
6. 「アマゾン」にみる開発と環境
7. 4つの特徴に共通するブラジルの課題
8. ポルトガル語圏、ラテンアメリカ、BRICsと「ブラジル」
9. 海を越えた「ブラジル」
10. 日本における「ブラジル」
11. 受講者によるプレゼンテーション
12. 受講者によるプレゼンテーション
13. 受講者によるプレゼンテーション
14. 総括
15. 予備日