後期(火・2)時間割表へ |
現代日本文学論 家族の多様化と揺らぎ |
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わたしたちの「生」の営みにおいて<家族>が占める役割は重要であるが、古今東西を問わず文学作品は<家族>のさまざまな形を描きあげてきた。<家族>を扱った日本の現代小説は実に広い射程を持っている。この授業では、まず近代家族成立の歴史的経緯を俯瞰した後、文学作品を読みながら家族のさまざまな形がどのように表現されているかについて考察すると同時に、<家族>と<非ー家族>の境界線は一体どこにあるのか?<家族>とは一体何なのか?という根源的な問題を一緒に考えてみたい。適宜文学作品とその映画版との比較分析も行う予定である。 |
評価方法: | 授業参加20%、映画のリアクションペーパー20%、中間試験 30%, 定期試験(学期末)30% |
テキスト名: |
小島信夫『抱擁家族』講談社文芸文庫 江國香織『きらきらひかる』新潮文庫 庭の桜、隣の犬『角田光代』講談社文庫 小島信夫『うるわしき日々』講談社文芸文庫 |