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    企業財務I
  現代企業の財務戦略の基本を理解する
KAMATA NOBUO 
鎌田 信男
2単位 
1〜4 
前期 
50404600

本講義の目的は、企業経営と戦略を理解する上で避けては通れない企業財務を平易な内容で解説することである。授業は、(1)企業財務を理解する上で出発点となるアカウンティング(会計学)の基礎の学習、(2)アカウンティングの枠組みを理解した上での、財務分析の考え方、具体的手法の習得。さらに、(3)企業が財務戦略を行う上で不可欠な企業調達や資金運用の仕組みに関する講義、などから構成される。企業財務の前期講義においては、企業財務を理解する上で不可欠であるアカウンティングの仕組み、財務分析の基礎に焦点をあて、授業を進める。講義のはじめは簿記の初歩からの講義となるが、企業財務理解の上で不可欠な知識である点を念頭におき、積極的に講義に出席することが求められる。

評価方法: 評価は、出席状況(評価の2割)と期末試験(評価の8割)で決まる。本授業は、基本から順を追って解説していくので、欠席すると、次の授業が分かりにくくなる。受講者は、極力欠席をしない覚悟で受講していただきたい。
   

参考文献: 國定克則財務3表一体理解法朝日新聞出版2007

  教科書は特に指定しない。参考書としては、実務的かつ平易に書かれた國定克則著「財務3表一体理解法」朝日新聞出版」をあげておく。その他参考書類は適宜授業で紹介する。プリント、資料は、必要に応じ配布する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 「企業財務」受講希望者へのガイダンスとして 〜「企業財務」では何を学ぶのか
2. 企業活動における財務諸表の役割について
3. 損益計算書の基本構造の理解
4. 貸借対照表の基本構造の理解 
5. 簿記の仕組みと財務諸表(1)
6. 簿記の仕組みと財務諸表(2)
7. 簿記の仕組みと財務諸表(3)
8. 企業の財務分析の基本的手法(1)
9. 企業の財務分析の基本的手法(2)
10. 企業経営と資金調達
11. 間接金融と直接金融
12. 間接金融による資金調達(1)
13. 間接金融による資金調達(2)
14. まとめ
15. 期末試験