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    社会調査法I
  社会調査の設計からアンケート作成まで
CHEN GUANG 
晨 光
2単位 
1〜4 
前期 
50403900

 社会調査を行うために、多くの社会事象を理解する専門的な知識や訓練が必要である。本講義の目的は、社会調査とは何かを理解した上、その基礎技術を身につけることである。社会調査を成功させる重要条件といえば、まず社会調査の道具ーーアンケート用紙を作成することであろう。しかし、アンケートの作成は決して聞きたいことを質問にするだけのような簡単なものではなく、調査対象や調査テーマをいかに決めるか、理論仮説をいかに組み立てるか、アンケートの言語問題をどう考えるか、質問をいかに合わせるか、などなどの問題を解決しなければならない。さらに、アンケートを配るために、サンプリングの方法も勉強する必要がある。
 本講義は、社会調査の設計とアンケート用紙の作成を中心に社会調査の流れをできるだけ具体的な事例に基づいて説明し、多くの練習を行なう内容を持っている。

評価方法: 以下の各要素を総合して評価する。
1.学習態度
2.実践練習
3.出席状況

テキスト名: 酒井隆『アンケート調査の進め方』日本経済新聞社2001

参考文献: 盛山和夫社会調査法入門 (有斐閣ブックス)有斐閣2004
安田三郎、原 純輔『社会調査ハンドブック』有斐閣1982

注意事項: 「社会調査法1」と「社会調査法2」を合わせて履修することが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション:社会調査の歴史
2. 調査設計の基本:調査問題の決定
3. 理論仮説の立て方
4. 概念の操作化過程
5. アンケートの構成
6. アンケート全体の設計
7. 質問文の種類と設計
8. 回答方法の分類と設計
9. 質問の作成と組合せ
10. アンケート作成の問題点
11. サンプリングの方法
12. 社会調査の実施とその注意点
13. アンケートの回収と整理
14. 総合復習
15. 期末試験