後期(月・1)時間割表へ
    ラテンアメリカ政治論II
  
TAKAGI KO 
高木 耕
2単位 
1〜4 
後期 
50402600

ラテンアメリカは米国の外交政策上、重要な地域のひとつであり、ラテンアメリカもまた歴史的に(また地政学的に)米国との関係に大きな比重をおいている。しかしながら両者の関係は必ずしも友好的というわけではなく、これまでもたびたび激しく対立することがあった。とりわけ現在のラテンアメリカにおいては、対米関係のスタンスは国によって多様である。親米的な国家もあれば、敵対的な態度を見せる国家もある。しかしながらラテンアメリカの国際関係において米国が大きな影響力をもっていることは明らかである。2001年9月11日(いわゆる9.11)以降、米国の外交政策に対する批判が世界的に多くなる中で、ラテンアメリカは米国の外交政策においてどういう位置づけになっているのか。またラテンアメリカは米国の外交をどう評価しているのか。本講義では、米国の対ラテンアメリカ政策を歴史的に振り返ることを通して、現在の米国・ラテンアメリカ関係を理解していきたい。

評価方法: 出席、レポートおよび期末テストによる総合的評価。レポートは2000字から2500字程度。決められたテーマについて各自調べ作成すること。

テキスト名: 授業内で随時紹介する。

注意事項: 前期の「ラ米政治論I」を履修していることが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 現代国際政治・経済の流れ
2. 国際社会におけるラテンアメリカ
3. ラテンアメリカにおける市民の政治参加
4. ラテンアメリカと日本
5. 事例研究(ブラジル)
6. 事例研究(ベネズエラ)
7. 事例研究(ボリビア/エクアドル)
8. 事例研究(ウルグアイ/パラグアイ)
9. 事例研究(ハイチ/ジャマイカ)
10. 米国オバマ政権とラテンアメリカの関係
11. 日本に見るラテンアメリカ社会
12. これからのラテンアメリカ
13. 総括
14. 予備日