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国際法I |
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ここ数年、日本を取り巻く国際情勢は激動のさなかにあると感じる人も多いと思います。 2001年の米国同時多発テロ事件や2003年のイラク戦争など、武力紛争は頻発しており、国連もこうした問題に何らかの対処を迫られています。 米国が中心となって始めたアフガニスタン戦争やイラク戦争は、国際法上の根拠のない違法な戦争であるとの批判もあり、一方、そうした状況にもかかわらず日本は自衛隊を派遣するなど、日本も世界も混迷を極めています。最近、陸上自衛隊は無事にイラクから撤退したものの、航空自衛隊は未だイラクでの活動を続け、インド洋では海上自衛隊が米軍艦艇への補給任務に就いています。 そして、米国における報道や国連での扱いなどを見ると、現状でのイラクは「内戦」状態にあるのだと言われはじめています。 こうした混迷の世界を正しく理解するためには、国際法の知識が不可欠であり、本講義では国際法の知識を十分習得できるようにしていきます。 |
評価方法: |
成績は、1.筆記試験と、2.レポート、この二つの総合評価によって決定します。 筆記試験、レポートともに必修であり、今年度も、この二つをクリアしていない受講生には単位を付与しないこととします(レポートの案内は、授業内で行う予定。また、試験は授業内試験で実施し、翌週に解説・答案返却する予定。試験欠席者は追試等を予定しています)。 なお、筆記試験は、例年、論述式で行ってきましたが、今年度も昨年同様記述式(概念・語句の穴埋め問題を予定している)にしますので、基本をしっかり復習しておいてください。 レポートについては、例年同様、C.G.ウィーラマントリー著『国際法から見たイラク戦争』の第一部(11頁から64頁)を読み、国際法上の問題点を要約してもらう予定です。提出締切は七月はじめを予定しています。 |
テキスト名: | 尾崎哲夫著『世界一わかりやすい国際法入門』ダイヤモンド社、2005年 |
参考文献: | C.G.ウィーラマントリー著『国際法から見たイラク戦争』勁草書房、2005年 |