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イスラム文化論I イスラム教とその社会・文化 |
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2001年にアメリカで同時多発テロ事件が発生し,2004-5年にはマドリード,ロンドンで爆弾テロ事件が起きた。イスラム原理主義者による相次ぐテロ事件を背景にイスラム教とイスラム教徒に対する警戒心,敵対心が世界中で広まっており,彼らとの共存が現代世界の大きなテーマとなっている。 しかし,ムハンマド風刺画事件など近年相次ぐ文化摩擦に見られるように,欧米や日本でイスラム教理解が十分に進んでいるわけではない。イスラム文化との共存を目指すためには,その基本的なものの考え方や社会の特性をまずは踏まえておく必要があるだろう。このような前提のもと,本授業では基本的なイスラム思想を概説し,イスラム教と社会,文化との関わりを考えることにする。なお,クルアーン(コーラン)の現物や現地で入手した物品,映像などを通じて,日頃はなじみの薄いイスラム文化に少しでも親しんでもらう予定である。 |
評価方法: | 出席と学期末テストによって総合的に判定。 |
参考文献: |
M. リズン『イスラーム』岩波書店、2004年 中村廣治郎『イスラム教入門』岩波新書、1998年 |
その他の参考文献については授業中に適宜紹介。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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