後期(水・5)時間割表へ |
文化について考える |
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学生諸君の多くは、大学で学ぶうちに、卒業後は何をしようかと「働くこと」を考えるにちがいない。社会が近代化しグローバル化するにつれて、多くの労働が金銭化し、職種も就労形態も益々多様化している。働くことに単に生活の手段を得る以上の価値、すなわち自己実現や生きがいを見出す人もいる。過労死する程に働く人、働かない人、「働けない」人も生まれている。こうした時代にあって、私たちは「働くということ」をどのように捉えたらいいのだろうか。「働くということ」にどのような価値を見出すか、あるいは、どのような労働意識や勤労倫理を持つかは、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教など、宗教によっても異なり、地域や民族、身分や職業によっても異なる。また、時代によっても異なっている。この講座では、「働くということ」を巡る多様な価値について、現代のみならず歴史的変容も踏まえ、文化的視点から考察する。 コーディネーター 花澤聖子 吉田光宏 |
評価方法: | 出席とリアクションペーパーにより総合的に判定する。 |
注意事項: | 講義内容、具体的なスケジュールおよび評価方法については、初回にレジュメを配布して説明するので、受講者は必ず出席して下さい。 |