前期(月・3)時間割表へ
    日本芸能史I
  
NAKANO MASAAKI 
中野 正昭
2単位 
1〜4 
前期 
50300700

日本の芸能にはどのようなものがあり、またそれらはどのような時代背景のもとに成立したのか? 前期では〈古代〜近世〉を取り上げ、日本芸能の基礎的理解を深めることを目的とする。この時期の芸能は現在では〈古典芸能〉と呼ばれるが、実際にはその多くが後の時代になって〈日本的な伝統芸能〉として〈再創造〉されたものだった。授業ではこうした〈伝統の再創造〉という観点から様々な日本芸能を眺めて行く。

評価方法: 出席と学期末試験から総合的に評価する。

テキスト名: 特定の教科書は使用しない。必要に応じて授業内で参考文献を紹介する。


注意事項: 内容の理解を深めるため、後期と連続して受講することが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 導入:古典芸能〜伝統の再創造〜
2. 神楽
3. 萬歳
4. 田楽と豊穣祭
5. 能楽 作品と歴史
6. 能楽 世阿弥の演劇論
7. 狂言 作品と歴史
8. 狂言 作品と歴史
9. 文楽 人形浄瑠璃の世界
10. 文楽 近松門左衛門と心中物
11. 歌舞伎 時代物
12. 歌舞伎 世話物
13. 落語 寄席の楽しみ
14. 見世物と大道芸
15. むすび