単位 
  
  
30005400

 この講義では時間と空間と確率をテーマに20世紀に明らかになった現代物理学を難しい数学を使わずに文系の視点から学び、科学的真理を探るプロセスについての理解を深める。真実は目ではなく、心の持つイメージ力でしか見えないことが分かり、人生観も変わってくる。相対性理論や量子論など私たちの生活に何の関係もなさそうに感じることでも、身近なLEDやカーナビ、コンピュータ、デジカメなど普段の生活に活かされている。
 SPI対策や留学のTOEFL対策になることはもちろんのこと、時間と空間の科学は私たちの世界観を豊かにし、偶然に支配され観測にも依存する物質たちの挙動を知ると、物質にも生命の源を見いだすであろう。時間とは何だろう?人の運命は決まっているの?エネルギー危機とか聞くけどエネルギーって一体何だろう?生命はなぜ普通の物質と違うのだろう?授業の中で今までまったく知らなかった発見がある。

評価方法: 期末試験により評価。

テキスト名: テキストは特に指定しない。

注意事項: 2008年度までの自然科学概論II Cを科目名変更したものであるため、該当科目を履修済である場合は本講義を履修することはできない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 生活者のための現代科学
2. 相対的運動と相対性原理【☆2〜5回は相対性理論】
3. 時空の科学と相対性理論
4. 時空の不思議
5. 重力と慣性力
6. 物質と光【☆6〜7回は物質とエネルギー】
7. 質量とエネルギー
8. ミクロの世界と量子論【☆8〜11回は量子論】
9. 量子の性質
10. 確率波と生命
11. 量子論の解釈と相互作用
12. 相対性理論が描く時空と宇宙(2〜 5回のまとめと発展)
13. エネルギーと物質誕生(6〜 7回のまとめと発展)
14. 量子論が描く世界と生命(8〜11回のまとめと発展)