後期 集中講義へ |
本を読む−42 |
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30005142 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: |
面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 王敏『日本と中国 −相互誤解の構造ー』中公新書、2008年 |
日本と中国は長い交流の歴史を持つが、中国人が「客人」から「隣人」となっている今日、相互理解は深まるどころか、本書の副題にあるように相互誤解が構造化している。著者は相互誤解の構造をどのように捉えているのだろうか。著者が、長年日本研究に携わる在日研究者であるだけに興味深い。本書を読みながら、日中間の相互理解はなぜ深まらないのか、相互理解を深めるにはどうしたらいいのかを共に考えてみよう。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 花澤個人研究室:1317号室(1号館3階)、オフィス・アワー:月4限、その他水曜の会議時間以外の時間 履修制限:履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者に対しては、連絡方法等を個人研究室前のドアに掲示しておくので、その指示に従うこと。 |