後期 集中講義へ |
本を読む−40 |
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「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 大塚英志、大澤信亮『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』角川書店(角川oneテーマ21新書)、2005年 |
日本アニメ、すなわち「ジャパニメーション」は、「巨大産業」であると騒がれ、国策として世界中に売ろうなどと発言する大臣も登場してはいるが、はたして本当にそうした性質のものなのか。本書はそうした一部の論調に対して冷静な議論を進めつつ、ジャパニメーションとは畢竟どのようなものなのか、歴史的視点からその内容について検討するものです。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 山下個人研究室:1232号室(1号館2階)、オフィス・アワー:月5限、木2限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者に対しては、連絡方法等を個人研究室前のドアに掲示しておくので、その指示に従うこと。 |