後期 集中講義へ |
本を読む−39 |
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30005139 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: |
評価方法:面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | エーリッヒ・フロム著、鈴木晶訳『愛するということ』紀伊国屋書店、1991年 |
本書はドイツ人精神分析学者エーリッヒ・フロムが1956年に著したものであるが、現在に至るまで世界中で愛読されている名著のひとつである。いわゆる「コイバナ」でもなければ、恋愛を上手にする方法を指南するものでもない。人間はなぜ「愛する」のかを分析したいたって硬い内容である。オリジナル・タイトルは、ドイツ語であるが、英語ではThe Art of Lovingである。講読を希望する学生のメーリングリストを作って意見を出し合いながら参加者全員で読み進めていくこととしたい。価格1325円(税込み) |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 高木個人研究室:4211号室(4号館2階)、オフィス・アワー:金4限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者に対しては、連絡方法等を個人研究室前のドアに掲示しておくので、その指示に従うこと。 |